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TOKY Staff Blog
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2017年TOKYを楽しませてくれた植物たち8選

2017.12.27

プラントラバーのみなさま、こんにちは。

 

 

植物、愛してますか?植え替えのシーズンでも無いのにかっこいい陶器鉢を手にれたからと言って無理に植え替えていませんか?

 

 

連邦の人たちが地球の重力に魂を引かれるように鉢に魂を引かれていませんか?

 

 

昨年書かせていただいた楽しかった植物5選ですが今年は8つ選ばせてもらいました。

 

 

特にきっちりと厳選して選んだわけでは無いのですが「新しい発見があったなぁ」と思うものを選んでみました。

 

 

 

1.アロエ 王妃綾錦 (Aloe aristata var. ‘Ouhi-ayanishiki’)

 

01

 

アロエって一部の難物種を除いては自分の生育スタイルにとても合っていると言うか、割りと綺麗に育てやすいので好きです。

 

 

その中でもこの王妃綾錦は赤から緑にグラデーションしていく様が本当に綺麗で大好きです。

 

 

特にレアでも無いと思いますが仕入れに行ってもそれほど豊富にあるわけでもないですし子株も思ったほど出ないようなのであれば買うようにしています。

 

 

夏場の暑さと厳冬にだけ気をつければあとはわりと放置に近いです、「あ、水やり忘れてた」くらいのアバウトな方が綺麗に育ってくれると思います。

 

 

 

2.サルコカウロン・ペニクリナム (Sarcocaulon peniculinum)

 

02

 

キングオブ・サルコカウロンの名を欲しいままにする究極のサルコカウロンです(だと思います)。

 

 

最近はお客さまの方がよっぽどTOKYよりも希少種をお持ちだなと思いますがたまにはこういうのもひっそりと管理していたりします。

 

 

開花サイズになった時にお相手がいたらラッキーだな〜〜〜なんて思っています。

 

 

これはプランツ先輩の実生株で親指ほどもありませんがグリーンとシルバーをかけ合わせたような色味の株とそこから可愛く生える羽毛を帯びた葉のコントラストが最高です。

 

 

輸入球はかなり気難しいと聞きますがこの実生苗は今のところ全くその兆候は見られません。

 

 

国内の実生苗はそのあたりもメリットですね(輸入の難物ずきな方には物足らないと思いますが)。

 

 

ちなみに言わずもがなですが直根がとても長いので陶器鉢に植えて楽しむにももう少し株が大きくならないと見栄えがわるそうなので数年間はプラ鉢で管理をするつもりです。

 

 

 

3.アロエ・ジュクンダ (Aloe jucunda)

 

03

 

またアロエです、すいません、好きなんです。

 

 

ジュクンダのようなソマリア原産のアロエは葉模様がいいですよね、斑点というか斑紋というか。

 

 

肉厚の葉も可愛いですしちっこいのに棘がやる気だしてて健気です。

 

 

子株もボコボコでるし、わりとすぐに大きくなるのでインタラクション性高いな〜といつも楽しんでいます。

 

 

最近は子株を取らずに親株の茎?から出ている草姿を上手く陶器鉢に収めるのが個人的に楽しいです。

 

 

ギチギチに群生した株もかっこいいですが単体でも陶器鉢に植えるととても見栄えのするアロエです。

 

 

 

4.アガベ ユタエンシス・ネバデンシス (Agave uthaensis var. nevadensis)

 

04

 

いわゆる高山性のアガベですがなかなか吸水せず全く動かないなどの事態に見舞われることが多くとても苦労しました。

 

 

国内実生の苗でも管理環境を変えただけで一気に調子を崩したりするので最近は植替えよりもそちらを気にするようにしています。

 

 

何度かの挫折を経験して最近は皆素直に動いてくれますし顔も崩れないので「あぁ、これがユタエンシスの楽しさか」と痛感しています。

 

 

あとはその青磁炉と呼ばれる和名の如く青磁色の美しい葉も見ていて飽きが来ませんね。

 

 

 

5.シンニンギア・レウコトリカ (Sinningia leucotricha)

 

05

 

全くもって希少性はありませんがジャガイモの様な芋から不似合いな銀毛を纏ったそのギャップに萌えます。

 

 

この種の楽しいところはわりと根が細く柔らかいので様々な形状の鉢に植え替えしやすいところも好きですね。

 

 

ブラジルが自生地なコーデックスと考えれば大変珍しいのかなとも思いますが国内にも多く流通していて手にした誰もがストレスなく育てられる良い種だと思います。

 

 

“断崖の女王”という和名の方が有名だと思います。その花の美しさからブラジリアンエーデルワイスとも呼ばれているそうですよ。

 

 

 

6.ペラルゴニウム sp. (Pelargonium sp.)

 

06

 

spネームで2017年にドイツから国内に多く入ってきた種です。

 

 

右隣のペラルゴニウム・トリステ (Pelargonium triste)と瓜二つの木のような株姿ですがその葉性は大きく異なります。

 

 

細い茎からシャープな葉がワイドに広がりとても優美です。

 

 

この茎と葉にトリステの様な産毛をまとわせたら更に素敵だろうなと思います。

 

 

羽毛が無い分トリステやロバツムよりも比較的弱光線に自生していると勝手に思っています。

 

 

ちなみに日本以外の多くの国ではsp.ネームのものは先取り感が強いらしく種名がついたものよりも時には人気だと聞きました。

 

 

投機的に植物を買うことには?と思うこともありますがそういう考え方があるということも園芸を楽しむ参考にしてもいいかもしれません。

 

 

 

7.アロエ・カステエィロニアエ (Aloe castilloniae)

 

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最近とても人気があると聞きます。

 

 

マダガスカルの植物はアロエだけでなくその多くが南アフリカの植物よりもワイルド(大柄?)で好みが分かれるところです。

 

 

このカスティロニアエはそのマダガスカル原産のワイルドな部分と繊細な部分が入り交じったとても美しい種だと思います。

 

 

個体差もありますがその多くは深い緑というよりもうっすらと黄緑色を帯びたような色味のものが目立ちます。

 

 

ザラッとしつつ肉厚な葉に真っ赤な棘、そこに赤めの鉢を上手く合わせられたら一生手放したくなくなる組み合わせの完成です。

 

 

親株も手に入れたのでそれを元に子株を増やす楽しみも増えました。

 

 

 

8.マミラリア・プルモーサ (Mammillaria plumosa )

 

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”白星”と言う二文字であるのにこの種を上手く表している和名も素敵ですし何より丈夫で可愛い、これにつきます。

 

 

マミラリアの多くは流行り廃りとは少し遠いところにいるような印象ですが(過去のサボテンブームはわからないですが)手にしてお客さまにお届けしてもすぐに仕入れることもできるし様々な意味合いでとても好きです。

 

 

秋から冬にかけてずっと花を咲かせてくれるので見ていて全く飽きません。

 

 

ズボラでスパルタな管理を敢えて心がけていますが甘やかすと白い毛が濁ってきますのでご注意ください。

 

 

サボテンにハードルを感じる方には入門編として最適なのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、いかがだったでしょうか?

 

 

特に深い意味合い無く選んだ8種類の植物たち。

 

 

中には手に入りづらいものもありますがその気になれば探せて買いやすい値段のものもあるかと。

 

 

2018年はどのような年になるのでしょうね?

 

 

私たちは商売で植物を触っていますのでそこに関してはとてもシビアな部分もありますが、まずは自分たちが好きで育てやすい、という植物を重点的に取り扱っていきたいと思います。

 

 

あとはとにかく良型の植物を仕入れることも大事ですがTOKYでもじっくりと時間をかけてそういう株姿に植物を育てていければと思います。

 

 

それはすなわちとても健康的な植物になっていると言うことと共に私たちももっと時間と心にゆとりをもって植物に向かい会いたいなと思う部分です。

 

 

陶器の鉢に関しても堅実にいいものを作り続けていきたいと思いますが今後は先日発売されたInnocenceシリーズのように型を用いて作ることにも力を入れていきます。

 

 

これは世界中のプラントラバーに日本の、TOKYの鉢を届けたい思いなども強いですし今後の私たちの新たな挑戦という意味でとても重要な活動です。

 

 

それでは来年、2018年もTOKYをよろしくお願いいたします。

 

 

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