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TOKY Staff Blog
ショップからのお知らせや日々の新たな発見などの情報を発信します

実生苗は電気羊の夢を見る。

2018.02.02

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実生苗は電気羊の夢を見る。

 

 

 

タイトルに深い意味はありません。

 

 

 

TOKYには東京サイズの陶器鉢がたくさんあるためか(2〜4号)小さい苗の植え替え用に鉢を買われる方が多くいらっしゃいます。

 

その中でたまに気になることを聞かれることがあるので少しTOKYの考えを書いておきます。

 

 

 

「この植物に合う鉢ってありますか?」

「この鉢に植えたのですがあまり大きくならないのですが何故ですか?」

 

 

 

そのようなご質問を受け画像で苗を見せていただくとこんな感じが多いです。

 

 

ち、小さい…。

 

 

 

 

見た感じ播種されてから1〜2年ほどの幼苗のように見受けられることが多くあります。

 

 

幼苗と言っても選抜された大きなものは鑑賞に耐えうることもありますが基本そういう株を手に入れた場合は…。

 

 

 

 

鑑賞価値が高まるような大きさ、形になるまでプラ鉢でしっかりと生育する!!

 

 

 

 

小さな頃は成株よりも弱いですし最も適した環境にしてあげて、そしてもっと言えば幼苗を観賞価値が高まるまで持っていくのはそれなりの経験を積まないと難しいと思います。

 

 

幼く健気に生きている植物は大人になるまでは鑑賞よりも観察に努めていただきしっかりと健康に大きくしてあげつつせめて3~4年目になるまでは陶器の鉢に植えて鑑賞はグッと抑えて頂いたほうがいいかなと思います。

 

02お客様に見せていただいた幼苗を仕立てたものの内部予想図。パキポディウムに限りませんが土が多めで通気性が悪い陶器鉢を選ぶと生育に支障が出ることが多いです。

 

 

ちなみに「幼苗を買うな」と言っているわけではありません「幼苗は生育する楽しさを味わうべき」というお話です。

 

 

ただ、育てたことがない植物や得意分野と違う植物に挑戦することは園芸を楽しむと言う意味で言えばとても良いことだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

余談ですが例えばとある植物の人気が高まると山取りで輸入されてくる植物のサイズは少しづつ小さくなっていくそうです。

 

 

人気があるサイズ(数年前だと5号くらい?)から消費されていくので基本取り尽くして小さいものを取り出すそうな。

 

 

逆に人気のサイズ感よりも大きなものにならないのは値段も上がるので一度定着した価格のイメージが先行して売れにくくなるそうな。いろんな意味でダウンサイジングしていくしか無いわけですね。

 

 

現在はワンハンドできるコンパクトなサイズの植物が人気なので幼苗が一般に多く流通しているのはその影響かもしれませんね(ワンハンドサイズが手に入らない為ストックの幼苗を出さざるを得ない)。

 

 

貴重なこと、生命であることに変わりは無いので、まずはファッション・インテリア感覚は置いておいてしっかりと生育していただければと思います。

続続・標本株とはなんだろう

2018.01.22

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昨年末に書かせていただいた「続・標本株とはなんだろう」。

 

 

想像よりも遥かに反響をいただきました。

 

 

勿論賛否両論ですがTOKY的には全てが糧になるのでいいのですが間違った情報を拡散させたくない気持ちがあるのでいつもヒヤヒヤしています。

 

 

そんな中「続・標本株とはなんだろう」をご覧いただいたお客様よりメールをいただきました。

 

 

その内容については一見難解ですが何度か読むと「そういうことか」と腑に落ちる内容になっていますので是非皆様にも共有させていただきます。

 

 

以下ハンドルネーム「植物大好きさん」からいただいたメールに少し手を加えた編集内容になります。

 

 

 

 

 

 

–私なりの標本について

 

標本株とはなんだろう」で標本株のお話が出て、さらに「続・標本株とはなんだろう」で発展した記事となり、大変興味深く読ませていただきました。

 

以下私なりにの標本についての考えを書きましたので、よかったら読んでください。

 

 

 

 

標本株とはなんだろう」では。
・植物の完成形

・誰もが認めるような一品。

・模範や目標になる株。

・名人により作り込まれた株

 

続・標本株とはなんだろう」では。

(2つの標本の概念)

・野生種としての標本株。

・園芸上の標本株。

 

 

上記のようにありましたが、もう一つ。

 

 

学術記載のオリジナル株を指す標本株、「学術標本」の概念が存在します。

 

 

「本来はこちらが正しいのでは?」と考えています。

 

 

いわゆる、タイプ標本と呼ばれるものです (植物の場合はタイプ標本株とも呼ばれます)。

 

 

種の学名の基準となるなる単一の標本を「ホロタイプ」として新種記載の際に原記載で指定します。

 

高知大学「タイプ標本とは」を参照してください。

 

 

 

 

 

 

–本来標本とは何か?

 

 

動植物に限らず、鉱物なども含め、同定・分類するものです (いわゆる「学術標本」と呼ばれるものです)。

 

 

新しく発見されたものか、もともと存在していたものか、そうではなく新しく命名されるべきものかを判断するものです (動植物の場合は新種や変種として)。

 

 

首都大学東京 牧野標本館「標本の意義」を参照してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

学術記載のオリジナル標本は非常に大事に扱われ、大学や政府機関に保存されています。

 

 

保存方法としては、植物では乾燥させて台紙に貼付した「さく葉標本」が国際的に採用されてきました。

 

 

さく葉標本には実物と採集データ(採取地、採集者、採取番号)が記載され、後世に伝える大事なデータとなります。

 

 

植物の場合は同定に関して重要になるのは葉や姿よりも、花の構造の方が重要視されます (現在ではDNA情報)。

 

 

 

 

 

 

–さく葉標本以外の標本

 

「さく葉標本」とは別に「生きた標本 (個体)」の存在があります。

 

 

植物学者、植物関連の大学機関、プラントハンターなどが採取し、新種として同定されたオリジナル株です。

 

 

それらの株は植物園や大学などの研究機関に保存されている場合が多く、学術標本株、またはタイプ標本株などと呼ばれています。

 

 

注意しなくてはならないのが「学術標本株=オリジナル個体」であるということです。

 

 

もしオリジナル個体が枯れた場合、代用はそのオリジナル個体から株分けされたもの以外は同じものとは呼べません (実生株であっても、実生からなる変異性があるため)

 

 

 

 

 

 

 

これは園芸品種でも同じで、作出者が交配で作った品種「一個体に命名された株」が標本株となります。

 

 

それが誤解され、同じ親同士で交配したもの全てが交配オリジナル株として認識され販売され、同じ名前なのに植物の姿がバラバラ (兄弟株)と言ったようなことが起こります。

 

 

 

 

 

–まとめ

 

私が思うに、標本株と言うものは、もともとは学術標本を指していたものが、長い間に認識の誤解により、園芸上の標本株や野生種の「標本株」=「完成株」と言う認識に誤解されていったんじゃないのかと考えています。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?。

 

もともとは学術として定めた標本という定義が時代、経済、人を経て変化していった様子を想像できるとても興味深い内容でした。

 

正直言えば私どものように植物を育てて鉢に植え販売しているだけ (だけではありませんが) のお店であれば学術標本の考え方が登場する機会は無いと思います。

 

ただ続、続続ともにメールを頂いたことで確実に植物に対する想いが深まりました。

 

これからも拙い知識と文章ですが記事を書きますのでご意見あればお気軽にメールをくださいませ。

 

ありがとうございました。

 

2月の実店舗営業日とネットショップお休みのお知らせ

2018.01.19

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2月は上記カレンダーの緑の斜線の日(2日、3日、16日、17日) が実店舗営業日(12:00〜19:00) 、土・日・祝日がネットショップのお休みとなります。

ネットショップ休業日に関しましてはご注文いただくことは可能ですが、TOKYからのご対応/ご連絡は翌営業日以降となります。ご了承くださいませ。

※仕入れ等により上記予定以外でも、営業時間の変動 / 臨時休業することがあります。変更の際にはトップページにてお知らせいたします。

2017年TOKYを楽しませてくれた植物たち8選

2017.12.27

プラントラバーのみなさま、こんにちは。

 

 

植物、愛してますか?植え替えのシーズンでも無いのにかっこいい陶器鉢を手にれたからと言って無理に植え替えていませんか?

 

 

連邦の人たちが地球の重力に魂を引かれるように鉢に魂を引かれていませんか?

 

 

昨年書かせていただいた楽しかった植物5選ですが今年は8つ選ばせてもらいました。

 

 

特にきっちりと厳選して選んだわけでは無いのですが「新しい発見があったなぁ」と思うものを選んでみました。

 

 

 

1.アロエ 王妃綾錦 (Aloe aristata var. ‘Ouhi-ayanishiki’)

 

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アロエって一部の難物種を除いては自分の生育スタイルにとても合っていると言うか、割りと綺麗に育てやすいので好きです。

 

 

その中でもこの王妃綾錦は赤から緑にグラデーションしていく様が本当に綺麗で大好きです。

 

 

特にレアでも無いと思いますが仕入れに行ってもそれほど豊富にあるわけでもないですし子株も思ったほど出ないようなのであれば買うようにしています。

 

 

夏場の暑さと厳冬にだけ気をつければあとはわりと放置に近いです、「あ、水やり忘れてた」くらいのアバウトな方が綺麗に育ってくれると思います。

 

 

 

2.サルコカウロン・ペニクリナム (Sarcocaulon peniculinum)

 

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キングオブ・サルコカウロンの名を欲しいままにする究極のサルコカウロンです(だと思います)。

 

 

最近はお客さまの方がよっぽどTOKYよりも希少種をお持ちだなと思いますがたまにはこういうのもひっそりと管理していたりします。

 

 

開花サイズになった時にお相手がいたらラッキーだな〜〜〜なんて思っています。

 

 

これはプランツ先輩の実生株で親指ほどもありませんがグリーンとシルバーをかけ合わせたような色味の株とそこから可愛く生える羽毛を帯びた葉のコントラストが最高です。

 

 

輸入球はかなり気難しいと聞きますがこの実生苗は今のところ全くその兆候は見られません。

 

 

国内の実生苗はそのあたりもメリットですね(輸入の難物ずきな方には物足らないと思いますが)。

 

 

ちなみに言わずもがなですが直根がとても長いので陶器鉢に植えて楽しむにももう少し株が大きくならないと見栄えがわるそうなので数年間はプラ鉢で管理をするつもりです。

 

 

 

3.アロエ・ジュクンダ (Aloe jucunda)

 

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またアロエです、すいません、好きなんです。

 

 

ジュクンダのようなソマリア原産のアロエは葉模様がいいですよね、斑点というか斑紋というか。

 

 

肉厚の葉も可愛いですしちっこいのに棘がやる気だしてて健気です。

 

 

子株もボコボコでるし、わりとすぐに大きくなるのでインタラクション性高いな〜といつも楽しんでいます。

 

 

最近は子株を取らずに親株の茎?から出ている草姿を上手く陶器鉢に収めるのが個人的に楽しいです。

 

 

ギチギチに群生した株もかっこいいですが単体でも陶器鉢に植えるととても見栄えのするアロエです。

 

 

 

4.アガベ ユタエンシス・ネバデンシス (Agave uthaensis var. nevadensis)

 

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いわゆる高山性のアガベですがなかなか吸水せず全く動かないなどの事態に見舞われることが多くとても苦労しました。

 

 

国内実生の苗でも管理環境を変えただけで一気に調子を崩したりするので最近は植替えよりもそちらを気にするようにしています。

 

 

何度かの挫折を経験して最近は皆素直に動いてくれますし顔も崩れないので「あぁ、これがユタエンシスの楽しさか」と痛感しています。

 

 

あとはその青磁炉と呼ばれる和名の如く青磁色の美しい葉も見ていて飽きが来ませんね。

 

 

 

5.シンニンギア・レウコトリカ (Sinningia leucotricha)

 

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全くもって希少性はありませんがジャガイモの様な芋から不似合いな銀毛を纏ったそのギャップに萌えます。

 

 

この種の楽しいところはわりと根が細く柔らかいので様々な形状の鉢に植え替えしやすいところも好きですね。

 

 

ブラジルが自生地なコーデックスと考えれば大変珍しいのかなとも思いますが国内にも多く流通していて手にした誰もがストレスなく育てられる良い種だと思います。

 

 

“断崖の女王”という和名の方が有名だと思います。その花の美しさからブラジリアンエーデルワイスとも呼ばれているそうですよ。

 

 

 

6.ペラルゴニウム sp. (Pelargonium sp.)

 

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spネームで2017年にドイツから国内に多く入ってきた種です。

 

 

右隣のペラルゴニウム・トリステ (Pelargonium triste)と瓜二つの木のような株姿ですがその葉性は大きく異なります。

 

 

細い茎からシャープな葉がワイドに広がりとても優美です。

 

 

この茎と葉にトリステの様な産毛をまとわせたら更に素敵だろうなと思います。

 

 

羽毛が無い分トリステやロバツムよりも比較的弱光線に自生していると勝手に思っています。

 

 

ちなみに日本以外の多くの国ではsp.ネームのものは先取り感が強いらしく種名がついたものよりも時には人気だと聞きました。

 

 

投機的に植物を買うことには?と思うこともありますがそういう考え方があるということも園芸を楽しむ参考にしてもいいかもしれません。

 

 

 

7.アロエ・カステエィロニアエ (Aloe castilloniae)

 

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最近とても人気があると聞きます。

 

 

マダガスカルの植物はアロエだけでなくその多くが南アフリカの植物よりもワイルド(大柄?)で好みが分かれるところです。

 

 

このカスティロニアエはそのマダガスカル原産のワイルドな部分と繊細な部分が入り交じったとても美しい種だと思います。

 

 

個体差もありますがその多くは深い緑というよりもうっすらと黄緑色を帯びたような色味のものが目立ちます。

 

 

ザラッとしつつ肉厚な葉に真っ赤な棘、そこに赤めの鉢を上手く合わせられたら一生手放したくなくなる組み合わせの完成です。

 

 

親株も手に入れたのでそれを元に子株を増やす楽しみも増えました。

 

 

 

8.マミラリア・プルモーサ (Mammillaria plumosa )

 

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”白星”と言う二文字であるのにこの種を上手く表している和名も素敵ですし何より丈夫で可愛い、これにつきます。

 

 

マミラリアの多くは流行り廃りとは少し遠いところにいるような印象ですが(過去のサボテンブームはわからないですが)手にしてお客さまにお届けしてもすぐに仕入れることもできるし様々な意味合いでとても好きです。

 

 

秋から冬にかけてずっと花を咲かせてくれるので見ていて全く飽きません。

 

 

ズボラでスパルタな管理を敢えて心がけていますが甘やかすと白い毛が濁ってきますのでご注意ください。

 

 

サボテンにハードルを感じる方には入門編として最適なのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、いかがだったでしょうか?

 

 

特に深い意味合い無く選んだ8種類の植物たち。

 

 

中には手に入りづらいものもありますがその気になれば探せて買いやすい値段のものもあるかと。

 

 

2018年はどのような年になるのでしょうね?

 

 

私たちは商売で植物を触っていますのでそこに関してはとてもシビアな部分もありますが、まずは自分たちが好きで育てやすい、という植物を重点的に取り扱っていきたいと思います。

 

 

あとはとにかく良型の植物を仕入れることも大事ですがTOKYでもじっくりと時間をかけてそういう株姿に植物を育てていければと思います。

 

 

それはすなわちとても健康的な植物になっていると言うことと共に私たちももっと時間と心にゆとりをもって植物に向かい会いたいなと思う部分です。

 

 

陶器の鉢に関しても堅実にいいものを作り続けていきたいと思いますが今後は先日発売されたInnocenceシリーズのように型を用いて作ることにも力を入れていきます。

 

 

これは世界中のプラントラバーに日本の、TOKYの鉢を届けたい思いなども強いですし今後の私たちの新たな挑戦という意味でとても重要な活動です。

 

 

それでは来年、2018年もTOKYをよろしくお願いいたします。

 

 

relife+さまに掲載していただきました

2017.12.15

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relife_02

 

 

12/13に販売されましたrelife+(リライフプラス)さんの「グリーンフィンガーを探して 東京オアシス」というコーナーに掲載していただきました。

 

 

当店で取り扱うハンドメイドの鉢をたくさん掲載いただきました。

 

 

自慢のハオルチア・桜水晶もピカピカに撮ってもらいました。

 

 

興味のある方は是非御覧ください。

 

 

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