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TOKY Staff Blog
ショップからのお知らせや日々の新たな発見などの情報を発信します

雑記

2017年TOKYを楽しませてくれた植物たち8選

2017.12.27

プラントラバーのみなさま、こんにちは。

 

 

植物、愛してますか?植え替えのシーズンでも無いのにかっこいい陶器鉢を手にれたからと言って無理に植え替えていませんか?

 

 

連邦の人たちが地球の重力に魂を引かれるように鉢に魂を引かれていませんか?

 

 

昨年書かせていただいた楽しかった植物5選ですが今年は8つ選ばせてもらいました。

 

 

特にきっちりと厳選して選んだわけでは無いのですが「新しい発見があったなぁ」と思うものを選んでみました。

 

 

 

1.アロエ 王妃綾錦 (Aloe aristata var. ‘Ouhi-ayanishiki’)

 

01

 

アロエって一部の難物種を除いては自分の生育スタイルにとても合っていると言うか、割りと綺麗に育てやすいので好きです。

 

 

その中でもこの王妃綾錦は赤から緑にグラデーションしていく様が本当に綺麗で大好きです。

 

 

特にレアでも無いと思いますが仕入れに行ってもそれほど豊富にあるわけでもないですし子株も思ったほど出ないようなのであれば買うようにしています。

 

 

夏場の暑さと厳冬にだけ気をつければあとはわりと放置に近いです、「あ、水やり忘れてた」くらいのアバウトな方が綺麗に育ってくれると思います。

 

 

 

2.サルコカウロン・ペニクリナム (Sarcocaulon peniculinum)

 

02

 

キングオブ・サルコカウロンの名を欲しいままにする究極のサルコカウロンです(だと思います)。

 

 

最近はお客さまの方がよっぽどTOKYよりも希少種をお持ちだなと思いますがたまにはこういうのもひっそりと管理していたりします。

 

 

開花サイズになった時にお相手がいたらラッキーだな〜〜〜なんて思っています。

 

 

これはプランツ先輩の実生株で親指ほどもありませんがグリーンとシルバーをかけ合わせたような色味の株とそこから可愛く生える羽毛を帯びた葉のコントラストが最高です。

 

 

輸入球はかなり気難しいと聞きますがこの実生苗は今のところ全くその兆候は見られません。

 

 

国内の実生苗はそのあたりもメリットですね(輸入の難物ずきな方には物足らないと思いますが)。

 

 

ちなみに言わずもがなですが直根がとても長いので陶器鉢に植えて楽しむにももう少し株が大きくならないと見栄えがわるそうなので数年間はプラ鉢で管理をするつもりです。

 

 

 

3.アロエ・ジュクンダ (Aloe jucunda)

 

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またアロエです、すいません、好きなんです。

 

 

ジュクンダのようなソマリア原産のアロエは葉模様がいいですよね、斑点というか斑紋というか。

 

 

肉厚の葉も可愛いですしちっこいのに棘がやる気だしてて健気です。

 

 

子株もボコボコでるし、わりとすぐに大きくなるのでインタラクション性高いな〜といつも楽しんでいます。

 

 

最近は子株を取らずに親株の茎?から出ている草姿を上手く陶器鉢に収めるのが個人的に楽しいです。

 

 

ギチギチに群生した株もかっこいいですが単体でも陶器鉢に植えるととても見栄えのするアロエです。

 

 

 

4.アガベ ユタエンシス・ネバデンシス (Agave uthaensis var. nevadensis)

 

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いわゆる高山性のアガベですがなかなか吸水せず全く動かないなどの事態に見舞われることが多くとても苦労しました。

 

 

国内実生の苗でも管理環境を変えただけで一気に調子を崩したりするので最近は植替えよりもそちらを気にするようにしています。

 

 

何度かの挫折を経験して最近は皆素直に動いてくれますし顔も崩れないので「あぁ、これがユタエンシスの楽しさか」と痛感しています。

 

 

あとはその青磁炉と呼ばれる和名の如く青磁色の美しい葉も見ていて飽きが来ませんね。

 

 

 

5.シンニンギア・レウコトリカ (Sinningia leucotricha)

 

05

 

全くもって希少性はありませんがジャガイモの様な芋から不似合いな銀毛を纏ったそのギャップに萌えます。

 

 

この種の楽しいところはわりと根が細く柔らかいので様々な形状の鉢に植え替えしやすいところも好きですね。

 

 

ブラジルが自生地なコーデックスと考えれば大変珍しいのかなとも思いますが国内にも多く流通していて手にした誰もがストレスなく育てられる良い種だと思います。

 

 

“断崖の女王”という和名の方が有名だと思います。その花の美しさからブラジリアンエーデルワイスとも呼ばれているそうですよ。

 

 

 

6.ペラルゴニウム sp. (Pelargonium sp.)

 

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spネームで2017年にドイツから国内に多く入ってきた種です。

 

 

右隣のペラルゴニウム・トリステ (Pelargonium triste)と瓜二つの木のような株姿ですがその葉性は大きく異なります。

 

 

細い茎からシャープな葉がワイドに広がりとても優美です。

 

 

この茎と葉にトリステの様な産毛をまとわせたら更に素敵だろうなと思います。

 

 

羽毛が無い分トリステやロバツムよりも比較的弱光線に自生していると勝手に思っています。

 

 

ちなみに日本以外の多くの国ではsp.ネームのものは先取り感が強いらしく種名がついたものよりも時には人気だと聞きました。

 

 

投機的に植物を買うことには?と思うこともありますがそういう考え方があるということも園芸を楽しむ参考にしてもいいかもしれません。

 

 

 

7.アロエ・カステエィロニアエ (Aloe castilloniae)

 

07

 

最近とても人気があると聞きます。

 

 

マダガスカルの植物はアロエだけでなくその多くが南アフリカの植物よりもワイルド(大柄?)で好みが分かれるところです。

 

 

このカスティロニアエはそのマダガスカル原産のワイルドな部分と繊細な部分が入り交じったとても美しい種だと思います。

 

 

個体差もありますがその多くは深い緑というよりもうっすらと黄緑色を帯びたような色味のものが目立ちます。

 

 

ザラッとしつつ肉厚な葉に真っ赤な棘、そこに赤めの鉢を上手く合わせられたら一生手放したくなくなる組み合わせの完成です。

 

 

親株も手に入れたのでそれを元に子株を増やす楽しみも増えました。

 

 

 

8.マミラリア・プルモーサ (Mammillaria plumosa )

 

08

 

”白星”と言う二文字であるのにこの種を上手く表している和名も素敵ですし何より丈夫で可愛い、これにつきます。

 

 

マミラリアの多くは流行り廃りとは少し遠いところにいるような印象ですが(過去のサボテンブームはわからないですが)手にしてお客さまにお届けしてもすぐに仕入れることもできるし様々な意味合いでとても好きです。

 

 

秋から冬にかけてずっと花を咲かせてくれるので見ていて全く飽きません。

 

 

ズボラでスパルタな管理を敢えて心がけていますが甘やかすと白い毛が濁ってきますのでご注意ください。

 

 

サボテンにハードルを感じる方には入門編として最適なのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、いかがだったでしょうか?

 

 

特に深い意味合い無く選んだ8種類の植物たち。

 

 

中には手に入りづらいものもありますがその気になれば探せて買いやすい値段のものもあるかと。

 

 

2018年はどのような年になるのでしょうね?

 

 

私たちは商売で植物を触っていますのでそこに関してはとてもシビアな部分もありますが、まずは自分たちが好きで育てやすい、という植物を重点的に取り扱っていきたいと思います。

 

 

あとはとにかく良型の植物を仕入れることも大事ですがTOKYでもじっくりと時間をかけてそういう株姿に植物を育てていければと思います。

 

 

それはすなわちとても健康的な植物になっていると言うことと共に私たちももっと時間と心にゆとりをもって植物に向かい会いたいなと思う部分です。

 

 

陶器の鉢に関しても堅実にいいものを作り続けていきたいと思いますが今後は先日発売されたInnocenceシリーズのように型を用いて作ることにも力を入れていきます。

 

 

これは世界中のプラントラバーに日本の、TOKYの鉢を届けたい思いなども強いですし今後の私たちの新たな挑戦という意味でとても重要な活動です。

 

 

それでは来年、2018年もTOKYをよろしくお願いいたします。

 

 

続・標本株とはなんだろう

2017.12.12

sp_01

 

 

以前記事を書かせていただいた標本株の記事

 

 

つたない記事を読んでいただいた親切な方からご意見を頂戴しました。

 

 

とても興味深い内容でしたのでご本人さまの了承を得て抜粋・編集させていただきました。

 

 

生育に直接役立つ内容とは異なりますが園芸のロマンと不思議を垣間見てください。

 

 

かなり厚みのある文章ですので焦らずじっくりと読んでみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

–標本について

 

そもそも「標本」とは西洋から来た概念で、英語で「specimen」となり、以下の意味になります。

 

集団として存在する(または一定以上の物量や面積等が存在する)モノから、その集団を代表するような典型としてサンプリングされた個(個体)または一部(部位、組織等)を指す。

 

 

簡潔に書けば「良いサンプル、良い見本(good sample)」となるかと思います。
「良い」とは、良形、典型的、質の高い等の概念を含み、目的によって変わるかと思います。

 

 

また、母集団は生物には限りません(例えば、製品群でも構いません)。
ポイントは集団を代表するという概念が共通するという部分です。
後ほど触れますが、問題は標本とは何か?ではなく、標本の母集団が何か?何を代表しているのか?という事かと思います。

 

 

また、標本は自然科学等の学術分野でも良く使用されますが、こちらは死骸がメインになり、時間と共に成長することも無いので概念がある程度統一しています。
学術分野における標本とは、採集データを備え、長期保存に耐えうる形状にした典型的な生物サンプルとなります。

 

 

例えば、脊椎動物の骨格標本や剥製、魚類等の水生生物だと液浸標本、チョウ類だと展翅標本、植物だと押し葉標本等になります。
これらの学術標本は、例えば新種記載のタイプ標本となったり、分布記録の証拠として利用されます。

 

 

また、組織標本というのも存在し、例えば医学や生態・生理分野における生体組織やDNAのサンプルもこれにあたります。

学術における標本とは、出自データがしっかりしていることと、後々に繰り返し検体として使えることが原則となります。

 

 

一方、園芸界に目を向けると、学名の読みや扱い、言葉の概念、記録の方法等については、学術分野の研究者との関わりが薄く、あまり科学的または合理的でない方法をとるのが通常で、一種文化的な言葉の扱い方や口伝によって物事が伝わることが多いように感じています。

 

 

このため、言葉の概念や範囲について、曖昧な部分が多かったり、時代によって変化したり、そもそも英語等の外国語が苦手な日本人が勘違いしたまま広がった概念や読み方等が多く存在します。園芸界における学名の読み方あたりは顕著ですね。

 

 

上記の基本概念から、私が思うに園芸界には、大きく2つの標本株の概念が内在しているように感じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

–2つの標本の概念

 

 

1.野生種としての標本株
野外集団を母集団とした場合、野外本来の姿の良形サンプルとなります。
いわゆる現地株で、その種類として一定程度の株サイズを持っていたり、小さくても親株級であれば、標本株そのものと解釈できます。

 

 

歪んだ形や傷・枝折れも、採集時のダメージでなければ、その環境での自然の状況を示しているとも言えるので(例えば、強風や干ばつ等)、そのまま温存することになろうかと思います。

 

 

特に、多肉植物や塊根植物の多くは栽培下で変に徒長したり、過剰に作り込まれることも多いので、野生種としての標本株とは、人の手をなるたけ加えない形の野外でありのままの姿と定義できます。ここは上記で書いた自然科学的な標本と一致します。

 

 

 

 

2.園芸上の標本株
園芸栽培株を母集団にした場合、標本の意味合いが変化します。
というのも、サンプリングする母集団が、人が育てる園芸株群になるからです。

 

 

そうなると、一定以上作り込まれ、皆さんが欲しくなるような、これは凄いと感じる派手な株になるかと思います。
ここには園芸上好まれる、硬作り、太短い、傷が少ない、枝付き花付きがよい等の人間側の好みが過分に入ってくるかと思います。

 

 

まさに、ここは目指すべき株姿という価値観の入った概念になるかと思います。
一方で、園芸のトレンドは時代によって変化しますので、多少は範囲が変わっていくものかと思います。
当然ながら、実生株も現地株も含まれ、一定以上の時間、人間の手が加わることになります。

 

 

なお、上記の1と2については、栽培場所が室内や庭がせいぜいなので、ある程度の株サイズに限定される話かと思います。流石に、マダガスカルのAdansoniaやソコトラのDracenaあたりの標本株は、国内での再現は困難かと思います。

 

 

 

sp_03Adansonia digitata Source of photo Plant Propagation Methods

 

 

sp_02Dracaena cinnabariSource of photo Palm talk

 

 

思うに、上記の二つはプロセスが違いますが、一部は同じ結果が含まれるように感じ、重なるのは現地株の部分かと思います。
ロジカルに前者1で切ってしまう方が解りやすいなとは感じますが、植物を作る人の思い入れも相当なものでしょうし、あまり無下にも出来ないかと思います。

 

 

また、植物の株は成長して大きくなっていきますので、1だけで切ると、そのうち全ての株は標本株でなくなってしまうのか?という矛盾にも辿り着きますので、どうしても2の要素が入ってくるように感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

–事例

 

 

ここで問題のある事例を挙げて、上記の解釈が、どのように当てはまるか見てみましょう。

 

 

sp_04Euphorbia decepta Source of photo Au Cactus Francophone

 

Euphorbia decepta
最近人気ですが、現地での大株は柱状となります。一方で現地株は殆ど入ってこず、流通品は実生株ばかりかと思います。また、皆さんは、丸く小さく作り込むことを好みます。

 

このため、1については柱状現地株、2については太短い大株かと思います。
(画像は現地株ですがまだ若い株のようで柱状にはなっておりません。)

 

 

 

sp_05Euphorbia multiramosa Source of photo Frickr

 

Euphorbia multiramosa
昔から難物Euphorbiaの代表格として有名ですが、活着株は変に潅水しすぎると、頭から腕を何本も出し、扱いを間違えると型崩れが激しい種類でもあります。
こちらは現地株の荒々しい日焼けしたオンボロな姿そのものを完成品として標本株とする1の方が良いように感じられ、とにかく型崩れしないように維持するのが目標になるかと思います。
sp_06Commiphora kua Source of photo Palkowitschia

 

Commiphora類
現地株の多くは枝を四方八方に伸ばしていますが、多くは枝が大胆にカットされて入ってきます。

 

C.kuaC.simplicifolia等の大型Commiphora類は、枝切りにより相対的に幹が太く見えることで塊根植物として扱われている種類が多いようにも感じます。

 

また、ソマリア産のC.myrrhaやC.guidottii、C.sp.Eyl等のように、そもそもがコンパクトなために枝切りされずに入ってくる種もあります。

 

また、Commiphora類は栽培下で徒長しやすく、型崩れしやすい代表格ともいえ、剪定や針金矯正等が必要になる場面も多くなります。

 

このため、枝切りされていない種類に関しては、そのまま1にもなり得ますが、輸入された段階で資格を失っている株も多いかと思います。

 

ある意味、樹木ですので盆栽的な作り込みの先に2が存在する可能性がありますが、ここは曖昧なように感じます。

 

 

 

Fouquieria columnaris Source of photo Animal & Plants

 

Fouquieria類
現地株は大型で、親株クラスは数メートルも高さのあるモールのような細長い形ですが、栽培下だとデップリ滴形が好まれます。

 

そんなモールのような大株は誰も育てないかと思います。

 

滴形は1の概念だと、まだまだ子株ですので当たらず、立派な栽培株は2に当たるかと思います。

 

 

 

sp_07Dorstenia gigas Source of photo Panoramio

 

Dorstenia gigas
ソコトラのボトルツリーの1つ。現地では銀灰色の見事なボトル状の株姿ですが、栽培下では黄色~黄緑色のヒョロ長い滴型です。

 

そもそも全島採集禁止のソコトラからは現地株が入ってくる事はなく、また未だに現地の株姿に持っていけた趣味家は皆無かと思います(少なくとも私は知りません)。

 

この場合、1における標本株は皆無、2については徒長しようが大株が標本株になるかと思います。

 

個人的には、いくら大きくとも実生の栽培株だと流石に標本株ではないように感じてしまいますが、ありもので考えるしかないでしょう。

 

ただし、ソコトラのようなボトル形に持って行く栽培技術が確立すれば、そこが標本株に変化していくように感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

この手の話は、古くから携わられている方々だと「~道」のような話になりがちなので、あんまり詰めて考えてもそこまで良いことがあるようにも感じられません。

 

 

また何十年か時間も経てば、価値観自体が変化しますし、その範囲も変わってくるような気もしますし、時代と共に変化する一種の文化として捉えた方が気楽なような気もします。

 

 

このため、上記の1と2を含んだ、ある一定程度のサイズを持つ良形見本が「標本株」(種によってサイズは異なる)というのが、無難で問題ないように感じます。

 

 

この中には現地株の維持も含まれるかと思います。なので現地株を排除する考えは必要はないように感じます。

 

 

–最後に

 

 

上記の話は、国内や国外において、標本株またはspecimenと示された植物を見ながら感じていた事です。
特に言葉を厳格に定義する必要性はないかもしれませんが、会話をする際に、または文書やメール等をやり取りする際に、同じ言葉に対して違う意味や範囲を示していると、ややこしいと思います。
そこは、これまでの経緯とロジカルな整理によって、考え直すのが良いかと感じています。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?。

 

標本について考えを巡らせたことが無いと、このレベルの情報を読んでもなかなか理解整理できないと思います。

 

本文でも述べられている日本国内では口伝などで伝わっている情報も多くありますのでロジカルにまとめていただいてとても助かりました。

 

おそらくこの標本という世界については「これが標本だ!!」と言い切れない、もしくは言いにくいということも多分に含まれていると思います。

 

そんな中でまだ若輩者の我々にこの様なメールをいただいたことに深く感謝しています。

 

その他にも植物の和名についてなども多くの情報を共有いただきました。

 

それはまたの機会にでも記事にできればと思っています。

 

 

標本株とはなんだろう

2017.10.23

標本株

 

 

よく見聞きしますが「そもそも何をもって標本株と言うんだろう」。

 

 

輸入された巨大な山採りの株をそのまま鉢に植えたものをそう呼ぶ場合もあるでしょうし園芸店で安価に売られている多肉植物でも標本株と呼ばれれるものを見ることがあります。

 

 

植物の先輩たちに「標本株とはなんですか?」と質問をすると皆さまおおよそ同様の内容の返答でした。

 

 

 

 

・植物の完成形。
・誰もが認めるような一品。
・模範や目標になる株。
・名人による作り込まれた株。

 

 

 

上記のような返答が多くを占めました。

 

 

そしてそれらを前提とし更に“枝や棘など折れが無く傷なども無い美しい個体のことを指す”という要素が付け加わるということも指摘されました。

 

 

上手な輸入業者さんであればサボテンや枝ものの植物を折ることなく輸入できるかもしれませんが経験上そのケースの方が稀です。

 

 

要は山採りされて来た植物をそのまま鉢に挿すのみでは「標本株」には該当しない認識が正しいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

輸入球であろうが実生であろうがなんであろうが…

 

 

意志を持った人の手により育て作り上げられたもの。

 

 

私たちはそのように解釈しました。

 

 

「そんなこと当たり前じゃボケ!」と言う方もおられると思いますがこの植物の世界は標本株以外にも定義が曖昧だったり人それぞれ解釈が違う事案が多いのでつたない知見ではありますがそういうことを紐解いていければと思いました。

 

 

ちょっと文章だけだと味気ないので写真を見てみましょう。

 

 

IMG_6177古い輸入球のアズテキウム・ヒントニー(Aztekium hintonii)写真提供:あかだま土さん

 

 

上記は輸入された当初のものですがこれを長年生育し作り込んだ株が下記の画像です。

 

 

 

IMG_6178写真提供:あかだま土さん

 

 

群生した株が増えてこんもりと群生し更に美しい形状へと変化しています。

 

 

更に見てみましょう。

 

 

IMG_6179こちらも古い輸入球のアズテキウム・リッテリ 花籠(Aztekium ritteri)写真提供:あかだま土さん

 

 

上記も輸入された当初のものですがこれを長年生育し作り込んだ株が下記です。

 

 

IMG_6180写真提供:あかだま土さん

 

 

これまた粒感が揃い輸入当初よりも断然に美しく変化を遂げています。

 

 

写真提供していただいた 園芸家のあかだま土さん(ニックネーム)がその昔に標本を目指して作り込まれた株だそうです。

 

 

私たちに関して言えば稀に標本株クラスとも言える株を仕入れさせてもらえる機会もあります。

 

 

今はそれらの株姿を維持することに注力していますがいつかは標本株を自分自身で作り上げることを目標にしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにTOKYで管理している植物の中で「これは標本株と呼んで差し支えないかな」とある程度自信を持っている植物のひとつがこちらです。

 

 

DSC02740作り込まれたフィカス・ペティオラリス(Ficus petiolaris)

 

 

画像を検索してもらえば分かりますがこのような株姿のものはほぼ皆無です。

 

 

この株は熟練の技術を持つ生産者さんが明確なビジョンを持って作ったからこのような株姿になっています。

 

 

希少、普及種、それらを超えて人間の意志と思いを長年かけて植物に宿らせることが標本株を作る重要なファクターなんだと感じています。

 

 

TOKYはまだ若輩者ですので「違うよ」などのご意見あれば是非お教え下さい。

 

 

このBlogではお客様と共に歩んでいける記事を書きたいのでこれからも考察を続けていければと思います。
 

ご利用は計画的に

2017.09.18

typo

 

 

ご利用は計画的に。

 

 

 

 

プラントラバー、いや、真のプラントラバーは口にしないかもしれないあの言葉。

 

「やばい、植物買ったけど置き場無い….」

 

大きな植物を購入したけれど置き場所がない、よくあることですよね。

 

活動期は日光と風が当たる場所、休眠期であっても適度にそのような環境は必要です。

 

そのために立派な枝振りを泣く泣く選定する、というのは本末転倒なのではないでしょうか。

 

と偉そうに言っておりますがTOKYでも稀にそういう問題が発生します。あくまでも自戒の念を込めて書いています。

 

 

 

DSC02664アデニア・グロボーサ(Adenia globosa)この植物は成長期に枝が荒ぶりますし鋭いトゲもついていますので触るもの皆傷つけてしまいます。

 

 

 

なので無理な選定やベストでない置き場所問題が発生しないよう植物たちの為に適切な買い方をおすすめします。
後は小さなお子さんがいるご家庭で置き場所が無くリビングに置いた末に倒してしまったなんて良く聞きますがそれは全て購入した人の責任ですもんね。

 

「ご利用は計画的に」

 

 

 

 

 

 

そして置き場問題よりも深刻な問題…生活するお金まで削って植物や鉢を買ってしまう方々。

 

お金の使い方はその人の自由ですが魔力に取り憑かれキャッシングの限度を超え、それでも尚金策をし手に入れようとする。

 

マニアやフリークの世界ではよくある話で「自分の人生を全て園芸に捧げる」という気概の方は問題ないと思います。

 

恐ろしいのはブームに流されてお金で困っている人たち。しっかりと生育管理できるのかも心配です。

 

投資としても使えそうだしいいか。

 

悪魔が脳内で囁いたら気をつけてください。それはおそらく博打です。

 

植物や鉢をしっかりと投資目的にするような方はそもそも金策に困っていない人たちのはずです。

 

ご家族や友人に迷惑がかからないよう、誰かを悲しませないように楽しんで欲しいです。

 

 

 

 

最後に…「クールなアイテムを手に入れる」。

 

手に入れたあとの責任を持った生育に関しては置いておき一旦のゴールはそれでも良いと思います。ただ植物や鉢がクールでもあくまで所有する自分の園芸に対する姿勢がクールであることが真のプラントラバーだと私は信じたいし目指しています。

 

全力でインスタ映えさせて「はい終わり、次!!」では勿体無いですよね。

 

手に入れることも大事だけれど手に入れ方も同じくらい大事だと思います。

 

可愛い女性に本気で振り回されている男性はヌケ作ですが振り回されている振りをしている男性はジゴロ(死語)で憧れます。

 

身の丈に合わない懐事情で植物を買うことは置き場問題にも密接に繋がります。

 

みなさま。

 

 

 

 

「ご利用は計画的に」

 

 

聞かれたいご質問2

2017.09.11

free-photo-portrait-smile-newyork“Rokusaburo Taniku” Born in Japan.

 

 

 

 

こんばんは。

またしても特に誰からも聞かれていませんが、“聞かれたいご質問”を考えてみました。

 

 

 

 

Q.取り扱う鉢はなんで暗い色の鉢が多いんですか?
A.ご質問ありがとうございます。
何百と植替を行ってきましたが黒い鉢が似合わない植物は存在していないな、というのが結論です。

プラ鉢で言えば鉢が温まりやすく冷えにくいという利点がありますよね。

あとこれは植物業界の先輩から聞いた話ですが日本の家屋は壁の色が白が多いため黒い鉢が引き立って似合うそうです。

例えばエキゾチックな外国の写真を見ると青や黄色の壁などよく見かけますよね。

確かにああいった場所に黒いプラ鉢は似合わないかもしれませんね。

ちなみに鉢の開発も仕入れもカラフルなものも増やしつつあるので是非チェックしてみてください。

 

 

 

Q.何故東日本橋に店舗を開いたのですか?
A.ご質問ありがとうございます。
店舗を探す際に東東京の雰囲気が好きだったのでその辺りを中心に探していました。

ただ、日照や家賃なども鑑みて東京全域にもアンテナを張り巡らしてもいました。

毎日ネットに張り付いていてこの物件を発見しました。

日照の良い場所が絶対条件でしたのでこの物件は最高でここしか無い!と思いました。

実は様々な業態の方が入居を希望されていましたがそれらを予測してオーナー様へプレゼンをする資料を作り熱意を伝え入居する運びとなりました。

 

 

 

Q.今一番好きな植物はなんですか?
A.ご質問ありがとうございます。

希少性が高く誰が見てもカッコイイと思うような植物は勿論好きですが流行り廃りにあまり関係なく育てていて楽しい植物が最近好きです。

チランジアやビカクシダが好きなスタッフもいますし一概には言えませんが…

多肉六三郎さん的には(メインビジュアルのおじさん)今はエケベリア・メキシカンジャイアントに夢中だそうですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

Q.混んでいる時間帯と空いている時間帯を教えてください。
A.ご質問ありがとうございます。

やはりオープンの12時〜13時頃が最も混み合います。

お店が狭いので入場制限をすることもありますので苦手な方はこの時間帯を外された方が無難です。

空いている時間帯は16時〜18時がおすすめでゆっくりとお買い物ができると思います。

逆に閉店の19時直前に飛び込まれてくるお客さんもいらっしゃいますのでゆとりを持って来られることをおすすめします。

 

 

 

Q.こういうお客さんに来てほしいなどありますか?。
A.ご質問ありがとうございます。

特にありません。

希少な植物や鉢を取り扱っておいて矛盾がありますがあまりマニアックなお店にならないように気をつけています。

せっかく東京の面白い場所にありますのでお客さんにも何かに執着されずフラットなお店にしていきたいなと思っています。

 

 

 

Q.店内に飾ってあるベレー帽をかぶったおじさんの写真は何ですか?。
A.ご質問ありがとうございます。

あれは以前インタビューでも書かせてもらった法花園の近藤さんです。

飾っている理由は特になく強いて言えば顔が面白いからだけです。

あとは「この人だれ?」から始まるコミュニケーションも大事にしています。

 

* . 竹林散策なう。 . #chan_trip #法花園の近藤さん

多肉 六三郎さん(@rentarof)がシェアした投稿 –

 

 

 

以上、聞かれたいご質問第二弾でした。
もし他に聞きたいことがあればメールかお電話、もしくは店頭でお聞きください。

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