TOKYの人気商品である遮光器土偶型最終決戦兵器ともだち初号機ですがソフビ人形として2020年3/22(日)より発売を開始いたします。
第一弾は実店舗での販売となりますがソフビはある程度まとまった数が作れるのでオンラインショップでも徐々に販売できると思います。
オリジナルブラックとオリジナルグレーという2色を定番カラーとして潤沢にストックできるように頑張ります。
そしてたまにコラボ商品や季節モノなどをリリースしていきますのでそちらもよろしくおねがいします。
ソフビはまとまった数が作れるからと言っても工場で簡単かつ大量に生産できるようなものではなくほとんどハンドメイドと言っても過言ではないと思っています。
そこで今回はソフビ製ともだち初号機の製造過程を一部ご紹介したいと思います。
まずは原型を作るために3DCGによるモデリングデータを作成します。
一連の作業は台東区のアルチザンデザインスタジオさんに依頼しました。
CGの段階で何度もブラッシュアップを行い理想のともだち初号機を追求しました。
テストの為に塗装されていますがモデリングデータを3Dプリンターからプリントされた樹脂モデル。
この樹脂モデルが今回のソフビを複製するための金型を作る原型となりました。
金型屋さんが作ってくれた可愛いともだち初号機の金型たち。
この金型の中に塩ビペーストと呼ばれるソフビの材料を流し込み向こう側にあるトーレックと呼ばれる化学物質が張られたボイル層に浸して焼成します。
塩ビペーストが入った金型を遠心分離機と呼ばれる機械で高速で回転させます。
そうすることで塩ビペーストに含まれた気泡を取り除きます。
180度前後で焼成する為、ボイル槽は大変な高温で撮影も少し怖かったです 笑。
そして技術と経験が問われる仕事の中でも醍醐味と呼ばれるスラッシュ成型と呼ばれる固まったソフビを引き抜く作業です。
冷却から抜くまでの時間、そして抜くタイミングやスピード、そのどれもが確かな技術と経験によって培われています。
抜くときはステンレスの治具と金型がぶつかり合い大きな音が響きます。
抜かれて出てきたソフビ。
まだ熱くとても柔らかい状態でできたてほやほやです。
取材時は命が生まれたような感動に襲われました。
黒のゾルを使う前にテストで抜かれた緑のゾルによるともだち初号機たち。
よく見るとバリと呼ばれる余分な部分がついておいりこれもウェザリングナイフを使い手作業で切り取られていきます。
凄い状態ですがグレーの板状のものがマスクと呼ばれる部品でエアブラシで着色する際に使用します。
エアブラシで塗り分けられた各パーツ、手に持っているのは頭部のマスクです。
構想から完成までに一年近くかけてようやく完成しました。
全てを紹介できたわけではありませんが見ていただいてだけでも手作業の工程の多さに驚かれたのではないでしょうか。
そうして生まれたソフビ製ともだち初号機。
手に入れたら植物の近くにおいて害虫退散祈願で使って下さい。
手先の器用な方は服などを作ってみても楽しいと思います。
今後は付属武器や色違いなども続々とリリースして行く予定です。
それではソフビ製ともだち初号機を可愛がってくださいませ!!
動画も作りましたのでこちらも合わせてどうぞ!!